スタンダードな住宅設備
注文住宅というと何千万円もかけて贅沢な作りにするというイメージがあるかもしれませんが、実際には1,000万円台で建築することも不可能ではありません。では、1,000万円台の注文住宅にはどのような特徴があるのでしょうか。まず、一つ目に言えるのは、スタンダードな住宅設備が採用されているという点です。一般的に、住宅設備はグレードが上がれば上がるほど、その分注文住宅の価格は跳ね上がっていきます。逆に言えば、国内で大量生産が可能なスタンダードなものを選んでおけば、価格を大きく抑えることができるため、安価な注文住宅の多くには標準的な住宅設備が導入されているというわけです。もっとも、性能としては十分なので、それによって不自由を感じたりはしないでしょう。
間取りが非常にシンプル
1,000万円台の注文住宅の二つ目のは、間取りが非常にシンプルであるという点です。間取りが複雑になると、その分、余分な構造計算を行ったり、特殊な部材を導入しなければならなくなったりするため、価格が高くなるのですが、どこでも用いられているようなシンプルな間取りであれば、そういった追加コストが必要なくなりますので、価格を抑えられるというわけです。なお、シンプルな間取りというと面白みがないように思われるかもしれませんが、実際にはインテリアを工夫すればいくらでも好きなようにアレンジすることが可能です。また、間取りがシンプルであればあるほど、中古市場に売りに出した際に買い手が付きやすいという点も併せて覚えておくと良いでしょう。